FXの世界ではpipsやポイントという単位が出てきますが、これらの差は何でしょうか。MetaTraderを使っている人は知っていて当然ですが、初心者向けに簡単に説明しておきます。
pipsとポイント
- pips
- percentage in pointの複数形
- ドル円なら0.01円 = 1pip
- ユーロドルなら0.0001ドル = 1pip
- ポイント
- 最小取引単位
- 小数点以下2桁/4桁のFX会社
- 1pip = 1ポイント
- 小数点以下3桁/5桁のFX会社
- 0.1pips = 1ポイント
小数点以下2桁/4桁のFX会社ならpipとポイントは実質同じなので問題になりませんが、小数点以下3桁/5桁の場合は注意が必要になります。小数点以下3桁表示のFX会社の場合、「100.000->100.012」とドル円が上がると1.2pips=12ポイントの変化となり表記に違いが出てきます。
なぜpipsとポイントの2種類の単位が存在するのか
昔は小数点以下2桁/4桁のFX会社が主流で、その頃のスプレッドは今に比べると格段に広く最低でも1pip単位のレベルでした。しかしFX会社のスプレッド「狭」争のおかげで1pipより狭いスプレッドを提示する業者は価格も小数点以下3桁/5桁にして1pip未満のスプレッドを表示できるようにしました。こうなると最小取引単位とpipがずれてくるので、改めて最小取引単位を示すポイントという単位も意識しないといけないわけです。