「時間指定エントリー決済ツール」をV9.0にアップデート

前回のメジャーバージョンアップ(V8.0)で時間指定方法を「ループ指定(パラメータ入力)」と「特定日時指定(ファイル入力)」の2つの区分にしましたが、V9.0でこの区分けを廃止し統一することにしました。つまり、メインとなるエントリーや決済の時間指定は、全てファイル入力とすることにしました。これによって、毎日特定日時や特定曜日の指定日時や特定年月日の指定日時などの時間指定を全てエントリー用ファイルか決済用ファイルのいずれかにまとめて入力しておけるようになります。

この修正の背景ですが、最近立て続けにユーザー様から毎日複数の日時にエントリーさせられるようにしてほしいとご要望をいただいたことが発端です。以前のバージョンの「ループ指定(パラメータ入力)」ではエントリーと決済でそれぞれ1つの時間しか設定できない仕様でした。ループ指定で時間を複数登録できるようにする修正案もありましたが、これだといくつまで登録できるようにすればよいか正解がない点が難点でした。そこで今回の修正のようにファイル入力にまとめれば、ご要望にも応えられるし利便性も向上できると思った次第です。

今回のバージョンアップでは、パラメータ「許容する時間指定からの誤差」も追加しています。このパラメータを追加した目的は、指定した日時のエントリーまたは決済がスルーされる現象をできるだけ防ぐことにあります。環境要因によって時間判定プログラムが遅延する場合があり、以前のバージョンでは1秒を超える遅延だと発注できないことが起こりえました。そこで時間判定が遅延し発注が遅れてでも注文を優先することを、このパラメータの大きさによって選べるようにしました。

最後に、本バージョンで追加修正したパラメータは下図のとおりです。加えて、ループ指定のパラメータは、ばっさりとカットしています。

変更パラメータ

 

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