手描きで作成したイラストをLINEスタンプとして販売してみましたので、販売に至るまでの道程を本記事に残しておきます。手描きイラストは以下のようなものでKMKケント紙に油性色鉛筆を使って描きました。
最終的には以下の通りスタンプとして販売できました(LINE STOREリンク)。
ちなみにスタンプを申請するには、本記事で紹介するLINE Creators Market(Web)を使うかLINE Creators Studioアプリ(iOS/Android)を使うかの2通りありますが、前者の場合は作ったスタンプを自分で使うにも購入する必要があります。無料で使いたい場合は、後者のLINE Creators Studioアプリを使ってスタンプを申請しないといけません。ただしこの場合は売上があっても一銭も作者には入ってこないので注意が必要です。
手描きイラストをLINEスタンプとして販売するまでにやったこと
1. 手描きイラストをパソコンに取り込む
筆者の場合はスキャナで取り込んだあと、1イラストずつキャプチャして画像として保存しました。
スキャナがなければスマートフォンなどのカメラを使って1イラストずつ撮影してもよいです。
2. 画像をPhotopeaを使って編集する
提出する画像は「制作ガイドライン」に以下のように規定されています。
スタンプ画像は最低8種類用意しなければなりません。メイン画像とトークルームタブ画像(トークルームタブが何かは下図参照)はスンタプ画像の一部を切り取って今回申請しましたので、今回準備したイラストは最低限必要な8種類です。
画像はそれぞれサイズが決まっているのと背景は透明にしないといけません。そのためPhotoshopのようなインターフェースを備えていてWeb上で使えるPhotopeaというサービスを使いました。このサービスは無料で使えてユーザー登録しなくても利用可能です。
Photopeaでは以下のような作業を行いました。
- イラスト画像を開く。
- キャンバスサイズを規定サイズに変更。
- イラストの輪郭を抽出し、背景は透明にする。
- 文字を挿入。イラストの大きさや角度も調整。
3. LINE Creators Marketで申請する
LINE Creators Market(Web)のマイページにログインします。ログインはLINEに登録してあるメールアドレスとパスワードが必要です。メールアドレスの確認やパスワードの変更はLINEの「設定>アカウント」で確認できます。
マイページにある「新規登録」ボタンをクリックして申請作業を始めます。必要事項を入力し作成した画像をアップロードしてから「リクエスト」ボタンを押せば審査待ちの状態になります。なお販売価格は120円/250円/370円/490円/610円から選択できます。
審査が完了すればメールとLINEで通知がありますが、この状態ではまだ販売開始となっていませんのでご注意ください。販売を開始するにはLINE Creators Marketにアクセスして該当スタンプのページに行って「リリース」ボタンをクリックする必要があります。
筆者の場合は審査は1日弱で完了し、「リリース」ボタンを押してから1時間ほどでLINE STOREに新着として出てきました。
まとめ
手描きのイラストをLINEのスタンプとして販売するまでにやったことを簡単に紹介しました。
ひと昔前は審査に何ヶ月も待たされるなどという話もあったので気長にやってみようと思っていたのですが、スタンプのリクエストから1日もかからず販売までできてしまいました。審査基準(ガイドライン)も昔に比べればゆるくなったようなので気楽に試してみてはいかがでしょうか。
最後に、今回作ったスタンプですが他のスタンプと並べられると色が淡く印象が弱かったです。次はメリハリをつけたイラストにしたいと思っております。