WordPressのテーマをTHE THOR(ザ・トール)に変更した件

当サイトは開設当初からWordPressのLightningという無料テーマを使ってきましたが、プラグインが多くなるにつれてアップデートなどのメンテナンスの煩雑さやサイト全体のパフォーマンスダウンなどが気になっていました。そこで、必要となる機能がオールインワンで搭載されていてSEO(Search Engine Optimization)にも強いと近年話題のTHE THOR(ザ・トール)という有料テーマに変更しました。

本記事はTHE THOR(ザ・トール)に変えたことによる定量的変化(Lighthouseによる検証/検索順位の変化)定性評価(買って良かった点/改善して欲しい点)という観点で書きました。

THE THOR(ザ・トール)には以下2種類の購入プランがあります。
WordPressですでにサイトを運営している方であれば「テーマ&サポートプラン」でよいかと思います。WordPressやサイト運営はまったく初めてという方は「らくらくサーバーセットプラン」もご検討ください。

テーマ&サポートプラン 14,800円(税別)
(プラン共通)
・WordPressテーマ 一式(親テーマ・子テーマ)
・会員限定サイト利用権(操作マニュアルサイト(100ページ以上)/会員フォーラムサイト)
・無料バージョンアップ

・インストール時の「安心メールサポート」

らくらくサーバーセットプラン 27,400円(税別)
(プラン共通)
・WordPressテーマ 一式(親テーマ・子テーマ)
・会員限定サイト利用権(操作マニュアルサイト(100ページ以上)/会員フォーラムサイト)
・無料バージョンアップ
+
・SEO対策に最適な自動バックアップ付き「高速SSDサーバー」1年間分
・ドメイン1点(.net .com .biz .info)1年間分
・WordPress本体とテーマのインストール代行
・テーマのデザイン初期設定代行

変更前後のLighthouse結果

LighthouseはGoogleが提供するサイトの品質(パフォーマンスやアクセシビリティなど)をチェックするツールです。チェック結果が良好であればGoogleからの評価が高いと言えます。

当サイトのテーマ変更前後におけるLighthouse実行結果が以下になります。特に「Performance」が大きく伸びたのが見て取れます。体感としても以前より待ちなくページが表示されるようになった印象です。

ちなみに検査項目にある「Progressive Web App(PWA)」というのはGoogleが推進する技術でスマートフォンなどでインストールするアプリと同じようにWebサイトを扱えるようにできる仕組みのことです。実はTHE THOR(ザ・トール)にはこのPWAに簡単に対応させる機能が搭載されています。他のWordPressテーマでPWAまでデフォルトで対応しているテーマは希少なので貴重な存在です。ただPWA対応するとブラウザのキャッシュがきつくなりページの変更を反映させるのに手間がかかるので、テーマ変更直後で修正が多い今の段階では利用していません。

Lighthouse実行結果(テーマ変更前)
Lighthouse実行結果(テーマ変更前)
Lighthouse実行結果(テーマ変更後)
Lighthouse実行結果(テーマ変更後)

検索順位の変化

同じ検索ワードでテーマ変更前とTHE THOR(ザ・トール)に変更してから20日経過してからの検索順位結果を示します。

いずれのワードも検索順位が上がりましたが、特に「分割決済」というワードは元々1桁順位で厳しい戦いですが7位から3位に順位を上げることに成功しました。

検索順位_20200105
2020年1月5日検索順位(テーマ変更前)
検索順位_20200125
2020年1月25日検索順位(テーマ変更後20日経過)

買って良かった点

プラグインが減った

Lightningテーマの時に使っていた以下のプラグインを使わなくてよくなりました。いずれもTHE THOR(ザ・トール)には同様の機能が最初から搭載されています。

プラグイン 機能
WordPress Popular Posts 人気記事の表示
Contact Form 7 問い合わせフォームの作成
TinyMCE Advanced ビジュアルエディターの拡張
VK All in One Expansion Unit SNS連携やGoogle Analyticsサポートなど全般的な機能追加
Lazy Load 画像の遅延読み込み

SEOを簡単に強化できる

SEO対策に力を入れたテーマなのでプラグインを入れることなく内部対策を簡単に施せます。

記事編集画面にもSEO対策項目があったり(下図1つ目)、設定画面にもSEOに関する設定(下図2つ目)があります。

記事編集画面でのSEO対策

設定画面でのSEO対策

サイト全体のデザインを簡単に変えることができる

デモサイトと同じ画面デザインに簡単に変えることができます。執筆時点では9種類のデモサイトから好きな画面イメージを選択できます。もちろんヘーダーの色などなど好きに設定画面からカスタマイズすることができます。

記事のパーツデザインを簡単にカスタマイズできる

THE THOR(ザ・トール)には最初からラベルやボタンなどのパーツが組み込まれていて誰でも簡単に綺麗な記事が書けるようになっています。さらにこれらのパーツの色などは好みに応じて設定画面から簡単にカスタマイズできるのでオリジナリティある記事の見た目にすることができます。

購入者用フォーラムがしっかりしている

購入者専用のフォーラムがあり、よくある質問や過去発生した問題などを参照することができます。もちろんフォーラムで質問することもできます。フォーラムは整頓されていて見やすいのも好印象です。

改善して欲しい点

sitemap.xmlを生成する機能がない

読者用に表示するサイトマップを自動生成する機能は標準で搭載されているのですが、検索エンジン用のsitemap.xmlを作成する機能はありません。仕方ないのでsitemap.xmlを自動生成するプラグイン「Google XML Sitemaps」を使っています。

行頭に入れたスペースが消えてしまう

当サイトではソースコードを載せることがよくあるのですが、テーマ変更後にコードの字下げ(スペース)が勝手に消えてしまい過去記事の修正を余儀無くされました。Lightningテーマの時はプラグイン「TinyMCE Advanced」を使ってこれを回避していましたが、THE THOR(ザ・トール)ではTinyMCE Advancedの利用は非推奨となっているためプラグインを使わずに<pre>タグを使って解消することにしたため一々記事を修正する羽目になりました(この解消方法は別記事で紹介しています)。

まとめ

2点改善して欲しい点を書いたものの、全体的には買って良かったと思っています。特に以前のテーマでは軽いページの表示でさえ5秒程度かかる始末だったので、これが改善されただけでも大満足です。Googleの評価も上がったので検索ランキングも今後上がるのではないかと期待しております。

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