Forex Tester 4(フォレックステスター4, FT4)はベーシックプライン以外は12ブローカーのヒストリカルデータを使うことが出来ますが、正直こんなに多く使えても最初はどれを使えばよいのか分かりづらくはないでしょうか。そこで本記事ではブローカー選択の提案をさせて頂こうかと思います。
まず各ブローカー毎に使えるヒストリカルデータの種類に差があります。FXで言えば下表のように扱っている通貨ペア数に差がありAdvanced Data Feedが最も多くの通貨ペアを選択できます。データ期間にも差がありForexiteが最も古いデータを提供していますが1分足データのみの取り扱いです(=ティックデータはなし)。FX以外にも暗号資産(BTCUSD)や株式などのデータも利用できますが、暗号資産はAdvanced Data Feedのみ提供などブローカー毎にやはり差があります。
ブローカー | データ期間 | メジャー通貨ペア数 | クロス通貨ペア数 | 以下データ品質確認の対象 |
Advanced Data Feed | 2003/05/06 ~ 昨日 | 7 | 32 | 〇 |
Alpari | 2010/03/01 ~ 昨日 | 7 | 16 | 〇 |
Alpari UK | 2010/03/01 ~ 2015/01/15 | 7 | 6 | |
Alpari US | 2010/03/01 ~ 2014/03/28 | 7 | 16 | |
ECN Forex | 2003/07/27 ~ 2013/11/03 | 7 | 26 | |
FOREX.com | 2010/03/01 ~ 昨日 | 7 | 25 | 〇 |
Forexite | 2001/01/01 ~ 昨日 | 7(1分足のみ) | 7(1分足のみ) | |
FXCM | 2010/03/01 ~ 昨日 | 7 | 25 | 〇 |
FXDD | 2010/03/01 ~ 昨日 | 7 | 16 | 〇 |
FXOpen | 2010/03/01 ~ 昨日 | 7 | 21 | 〇 |
InterbankFX | 2010/03/01 ~ 2014/09/19 | 7 | 18 | |
Pepperstone | 2009/05/01 ~ 2016/09/30 | 7 | 8 |
FXに限定すると、直近のデータまで提供されていて、かつティックデータまで提供されている上表「〇」を付けたブローカーを対象に2019年のヒストリカルデータ(1分足とティックデータ)の品質を確認してみました。
下図はEURUSDに対するヒストリカルデータの品質ですが、バーの色には以下の意味があります。
緑 : データあり
赤 : データが欠落
グレー : 一部空白データあり
これを見る限りAdvanced Data FeedとAlpariのデータ品質が良さそうです。
結論
FXで言えばヒストリカルデータの選択ブローカーはAdvanced Data Feedでほぼ良いでしょう。データ品質面でも提供されているデータ期間も申し分ありませんし、扱っている通貨ペア数も最多ですので。
FX以外のヒストリカルデータについてもAdvanced Data Feedが最も多く取り扱っていて基本このブローカー選択で事足りると思いますが、一部扱っていないものに関しては他のブローカーを検討するというスタンスで良いかと思います。
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