「FX取引のシミュレーションソフト」Forex Test(フォレックステスター)にブラウザ上で動作するオンライン版(Forex Tester Online、フォレックステスターオンライン)が2024年に加わりました。それまでのダウンロードしてインストールするタイプのデスクトップ版と比べると使い心地はかなり違います。オンライン版について、デスクトップ版との違いも交えながら以前記事にしましたが、本記事では違いが鮮明になるよう改めてまとめました。どちらを買うか迷っている方は参考にしてみてください。
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主要機能の比較
筆者が大きな違いだと感じたものを下表にまとめました。
デスクトップ版 | オンライン版 | |
利用開始方法 | インストーラーをダウンロードしてインストール | ブラウザでオンライン版のページを開いてログイン |
データ保存場所 | インストールしたPC (インストールしたPCでのみテスト可能) |
サーバー (あらゆる端末でデータを共有してテスト可能) |
シンボル数(テストできる通貨ペアなどの数) | ベーシックデータ(無料シンボル) : 18種類 VIPデータ : 860種類※ブローカー提供のヒストリカルデータを利用することも可能 |
70種類 |
チャート最大表示数 | 無制限 | 8枚 |
組み込みインジケーター数 | 60個 | 34個 |
オリジナルインジケーターのインストール機能 | あり | なし |
料金体系の比較
デスクトップ版
以下4種類の購入プラン
- 本体(無料の通貨ペアデータを含む)
- 本体 + VIPデータ(月額)
- 本体 + VIPデータ(年額)
- 本体 + VIPデータ(買い切り)
オンライン版
以下3種類の購入プラン
- 月額
- 年額
- ライフタイム(買い切り)
結論
デスクトップ版が向いている人
- チャートを9枚以上表示してテストしたい方(オンライン版の最大表示枚数は8枚です)
- マニアックなインジケーターを使う方(デスクトップ版は組み込みインジケーター数が多いのとオリジナルインジケーターをインストールできるのでインジケーターを駆使する人には向いていまず)
- ブローカー提供のヒストリカルデータ(通貨ペアなどのデータ)を使って、より本番環境に近づけたテストをしたい方
- 手持ちのPC内で全て完結したい方(=テストデータを外部のサーバーに保存したくない)
- お得に購入したい方(デスクトップ版は公式サイトでセールを頻繁にしています)
オンライン版が向いている人
- 様々な端末(PCやタブレットなど)でテストデータを共有してテストしたい方
- ヒストリカルデータに特にこだわりがなく、すぐにテストを始めたい方(デスクトップ版はヒストリカルデータをダウンロードする手間があります)
- TradingViewをよく利用する方(グラフィックツールがTradingViewのそれとよく似ています)